切迫早産で1ヵ月入院したときの話 | 当時の私に伝えたい有意義な入院生活の過ごし方

子育て

切迫早産で入院中の方へ

きっと苦しい思いをされていることでしょう。

私も1ヵ月以上、切迫早産で入院しました。

当時を振り返り、「こうしてよかったな」「あんなことするんじゃなかった」と思ったことをお伝えします。

私は出産より切迫早産での入院の方が辛いと感じたぐらいです。

辛い入院生活がほんの少しでも楽になれば幸いです。

入院に至った経緯

妊娠26週で「子宮頚管が短いので安静にね。」と言われてしまいました。

大掃除とか、マタニティヨガとかやりたかったのに!(涙)

この時点で、仕事を休めるようになるまであと1ヵ月残っていました。

「仕事は行っていい。」と許可が出たので出勤しましたが、上司に事情を告げ重いものは持たずに済むようにお願いしました。

その後、28週・30週の健診でも子宮頚管は短いままです。

何とか仕事を終え、休みに入りましたがその1週間後の妊娠32週でついに入院を言い渡されたのです。

大掃除したかったのに…

入院の快適さは運次第

主治医には「子宮頚管が長くなったら退院できるかも。」と言われました。

それを聞いて「1週間ぐらいで退院できるかな?」と前向きに考えていました。

豪華な食事に舌鼓を打ち、「こんなにのんびりできるの久しぶりかも〜」なんて思っていたのは最初の一日二日です。


まず、相部屋が息苦しくなってきます。

私が入院したのは4人部屋で、共同のトイレが部屋の中にある作りでした。

他人の排泄の音が丸聞こえなんです。

ということはつまり、自分の排泄の音も人様に丸聞こえです。

それが、何とも心に地味にのしかかってきます。

他人を気にすることなく排泄できることは幸せなことだと気づきました。

でも、まぁ一週間で退院できるでしょ。


無情にも、その希望は打ち砕かれました。

24時間点滴をしていたのですが、私の子宮頚管は長くならず入院1ヵ月コースが確定したのです。

ここから私の心が蝕まれていきます。


まず、点滴の痛みが徐々に蓄積されています。

私の血管は細いらしく、点滴の針を入れるのに看護師さんが何回かやり直すこともありました。

その度に申し訳なさそうにされるので、こちらも「こんな細い血管でなんかごめんなさい。」という気持ちになります。

そして、何より痛いです。だんだん針を刺す場所も無くなってきます。


さらに、相部屋の方でとても分かり合えない人がいたのです。

私と同じく切迫早産であろうその方は、テレビはイヤホンを使わずに音が垂れ流し、面会は子ども達が1日も空けずにやってきてはしゃぎ回る、母親と思われる人は毎日来て小一時間大声で会話、夜はスピーカーで長電話、といった具合でした。

切迫早産で入院すると相部屋の人と仲良くなったりすると聞きますが、私には無理でした。

価値観が違いすぎて無理だわ。

看護師さんに注意されても一向に改善されなかったので、もう、諦めるしかないです。

こればかりは運ですね。

お金がかかっても個室に変えてもらおうか真剣に考えました。

結局、最後まで相部屋で乗り切りましたが「個室代分稼ぐという仕事をしていると思おう。」という考えでした。



また、お風呂に毎日入れず体が痒くてイライラするし、「この点滴は赤ちゃんに影響はないのだろうか?」と考え出すと不安が止まらなくなり、ネットリサーチの沼にはまります。

そんな入院生活でしたので、正直出産より辛かったです。

初産で5時間のスピード出産だったということもあります。


今思うともっとうまいことやればよかったなぁと、反省しています。

当時の私に伝えるつもりで、有意義な入院生活を送るポイントをレポートします。

やらなくていいこと

症状や薬についてのネットリサーチ

私はたくさんネットリサーチしました。

「種類」や「量」、「お腹の赤ちゃんに影響はないのか?」「もし早産してしまったらどうしよう」などなど、ネット上にあがっている様々な情報を読んでは「あーでもない、こーでもない」と考えてました。

時間はたっぷりありますからね。

今思うとですが、症状は人それぞれ違うし、疑問は目の前の助産師さんや先生に聞くべきでした。

他人の事が知りたいんじゃなくて、自分と赤ちゃんのことが知りたいのだからなおさらです。


とは言っても、ついついネットリサーチしちゃうんですよね。

リサーチして安心するならいいんですが、逆に不安になることもあるので上手に付き合っていくべきだと思います。

今だから言えるんですけどね。

資格の勉強

これ以上ないぐらいたっぷり時間があるので、当時勉強していた資格の参考書を持ち込みました。

ですが、びっくりするぐらいやる気が湧かなかったです。

赤ちゃんへの心配や日々蓄積されていくストレスで、勉強する心の余裕なんてこれっぽっちもなかったですね。

なおかつ、点滴の針を手の甲に刺すと痛くて本が持てなくなるので物理的に無理です。

やりたくないことや、気持ちが乗らないことはきれいさっぱりあきらめた方がいいです。

やってよかったこと・やっときゃよかったこと

ストレッチ

これは症状によりますが、主治医から許可が出ていればやるべきです。

一日中ベットの上に居るっていうのは、想像以上に体が弱っていくものです。

体を動かすと心も多少は晴れました。

私は朝・昼・晩と食事の前に必ず行っていました。

必ず主治医と相談してくださいね。

ありとあらゆるエンターテイメントを楽しむ

小説・マンガ・テレビ・映画・音楽など、普段好きなものを心置きなく楽しめる環境を整えましょう。

心配や不安は何かに夢中になり紛らわせることが一番です!

入院が長くなれば、手の甲に点滴の針を刺す可能性があります。

そうなれば手を使うのが辛くなるので、音楽・映像系がおススメです。


私の場合、入院初期はマンガをずっと読んでました。

「スラムダンク」「宇宙兄弟」「ちはやふる」「ばらかもん」

胸熱ストーリーやカラッと笑えるものを選びました。

後半、手が痛くなってくると小型のDVDプレイヤーを病院のテレビに取り付け、ずっとDVDを見てました。(病院に許可は取ってくださいね。)

「水曜どうでしょう」エンドレスリピート祭りを開催しました。

私が入院した病院はテレビカード制ではなく、無料で見放題だったんですが、一日中テレビを見て気づきました。

テレビって面白くない…

正確に言うと「自分の好みの番組が常に放送されているわけではない。」ということです。

心の底から「思う存分You tube見たい!」と思いました。

ポケットWi-Fiを契約すればよかった

私の入院予定期間が長くて1ヵ月ということもあり、我慢したんです。

でも、心の底から思います。「契約すればよかった!」と!!


例えばスマホで20GBの場合、動画配信サービスの標準画質で約30時間見れるようです。

全然足りません。


ポケットWi-Fiには短期契約ができるものがありますので、切迫早産での入院が決まったらなるべく早く契約することをお勧めします。

1ヵ月以上の入院におススメのWi-Fiはこちら⇩ 

もっと検討したい方はこちらの記事⇩をご覧ください。

持って行ってよかったもの

入院が長期化すると、体が痒くなってイライラしてしょうがなくなります。

特に頭皮デリケートゾーンが…

この2つは必須でした。

シャワーに入れない間は、痒くなったらシートで拭くを繰り返していました。

きれいさっぱりとはいきませんが、拭く前に比べて痒みは軽減されます。

さいごに

入院中、不安になりたくさん心配しました。

赤ちゃんのことを思うと当然のことだった思います。

そして、赤ちゃんのことを思うからこそ、毎日を心穏やかに過ごすことが一番だと気づきました。

気づくのに時間がかかりましたが…

薬や治療のことは先生や看護師さんにお任せして、安定した気持ちで生活できるよう思う存分エンターテイメントを楽しむことをおススメします!

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