こどもが離乳食を始めて、ずっと考えていたことがあります。
「早く自分で食べてくれないかな…そうしたらどんなに楽だろう!」と。
そこから、早くスプーンを使えるように対策を練りました。
- スプーンが使えるようになるまでにやったこと
- こどもが使いやすい食器など
息子は手づかみ食べを7ヵ月で、スプーン食べを1歳2カ月で出来るようになりました。
ひとつお伝えしたいのは、「うちの息子は食べることが大好き」ということです。
食べることに興味が少ない子は、手づかみもスプーンものんびりなことが多いように感じます。
成長は個人差が大きいので一概には言えませんが、私と息子の激闘の模様を参考のひとつにしてみてください。
スプーンが使えるようになるまで
スプーンを持ちたがる
息子は離乳食を始めた初日から、スプーンを持ちたがりました。

どれだけ、食いしん坊なんだ。
成長するにつれて力が強くなってくるので、こちらがやりづらいです。
そんな時は、スプーンをもう1本用意して、それを握らせていました。
もう1本用意して持たせる。
食べ物が乗ったスプーンがいい
予備のスプーンを持たせる作戦は最初は効いていました。
しばらくすると、私が食べさせるスプーンを持ちたがり、空のスプーンを投げるようになりました。
「これって2本ある意味ないのでは…」という状態です。
どうしようもないので、1本のスプーンを私と息子が一緒に持ち、掬って口に入れるまでずっと共同作業することにしました。
当時は苦肉の策でしたが、今思うとよい練習になったと思います。
スプーンを一緒に持ち、掬ってから口に入れるまでを練習する。
自分で口に入れる
共同作業に慣れた頃、スプーンを口に入れる時に手を放してみました。
最初は鼻に突っ込んでいましたが、割とすぐ口へ運べるようになりました。
自分で口に入れられるならと、私が掬う係、息子は食べる係とシフトチェンジです。
食べ終わったスプーンを床へ落とすので、着地させないようキャッチして掬って息子に渡すというのを繰り返しました。
しばらくすると、私にスプーンを渡せば掬ってくれると理解したようで、私の手の方へ持ってきてくれるようになりました。

これを理解してくれて、だいぶ楽になりました。
- 一緒にスプーンを使うとき、手を離したり力を抜いたりして、こどもひとりでやらる。
- 口に運べるようになったら、掬って渡すかテーブルの上に置く。
- 食べ終わった後、スプーンを渡してもらえるよう、手を広げて待つ。
自分で掬う
ここまで来たら、後は自分で掬ってもらうだけです。
二人羽織の体勢で、再びスプーンを一緒に持ち掬う練習をしました。
慣れるまでは最初から最後まで、慣れてからは掬うときだけ手を添えます。
やはり、掬うという行為は赤ちゃんにとって難しいらしく、息子もなかなか習得できませんでした。
9カ月で自分でスプーンを口に運んでいましたが、掬えるようになるまでその後5ヵ月かかりました。

二人羽織期間が長かったです…
砂場のスコップ遊びや、風呂桶でお湯を汲んだりするのもスプーンの練習になるようですよ。
この頃も、たまに力を抜いてみたり、わざと掬わずに様子をみたりしてみました。
ですが、「掬う」という行為は体の発達が追いつかないとできなかったんだと思います。
ある程度の年齢だと「やる気」の問題だと思いますが、1歳前後では体の成長を待つという心持がいいと感じました。
そんなこんなで親子ですったもんだしていたら、ある日、掬うときに息子の手に力が入るのを感じました。

あの時の感動は忘れません。
- 二人羽織の体勢で、一緒にスプーンを使う。
- 慣れてきたら、掬うときだけ手を添える。
- いつかできるようになると信じる。諦めない。そして焦らない。
掬えるようになったら
掬えるといっても、しばらくは上手にはできません。
スプーンが裏返ったり、お皿の端に引っ掛けたり…
こぼす量の方が多いんじゃないかってときもあります。
結論から書くと、なるべく「手助けしない方がいい」です。よっぽどじゃない限りは。
自分でやって場数を踏めば踏むほど上手になります。
私の場合、子どもの食事に集中すると手助けしたくなっちゃうので、横で一緒にご飯食べるようにしました。
手助けを求められたときにだけ、お手伝いします。
ただ、任せると床が大変なことになるので、新聞紙は必須です。
- 掬えるようになったらこどもに任せる。
- 床に新聞紙を敷く。
番外編・フォークが使えるようになるまで
スプーンが使えるようになってから、フォークも二人羽織体勢で練習しました。
それほど力を入れて練習はしませんでした。
使用頻度はスプーンの方が多かったので、フォークが使えなくても困らなかったので…
ですが、いつの間にか使えるようになってました。
こども自身が勝手に習得していった感じです。
離乳食お助けグッズ
口に運ぶ練習を始めたら
柄がアーチ状で握りやすく、先が手前に曲がっていて口に運びやすい形状です。
息子も通常のスプーンより食べやすそうです。
掬う練習を始めたら
このお皿、本当に買ってよかったです!
縁に返りがあるので、とっても掬いやすいんです。
すり鉢状のお皿だと、息子は全然掬えませんでした。
返りがあるか、側面が垂直なお皿をおススメします。
こんなのもあります。
麺を食べ始めたら
フォークに溝がついているので、麺が滑りずらいです。
ただ、うどんなら効果抜群ですが、そうめんだとツルツル滑ります。
うどん率が多いご家庭におススメです!
まとめ
私が面倒くさがり屋で、早く自分で食べてもらいたい一心でいろいろやってきました。
食べさせ方を変える度に、慣れないのか大泣きして、私の心もバッキバキに折れました…
ですが、今、自分のペースで楽しそうに食べている息子を見て、「やってきたことも無駄じゃなかったかな?」と思えます。
なにより、自分で食べてくれて私が楽ちんですしね!
①スプーンを持ちたがったら
スプーンを一緒に持ち、掬ってから口に入れるまでを練習する。
②口に運べるようにするために
手を離したり力を抜いたりして、こどもひとりでやらる。
③口に運べるようになったら
掬って渡すかテーブルの上に置く。
④掬えるようにするために
二人羽織の体勢で、一緒にスプーンを使う。
⑤掬えるようになったら
なるべく手出ししない。